当社が取り組む事業は、様々なステークホルダーの方々によって支えられています。ステークホルダーの皆様の期待に応え信頼を得ていくことで、豊かな社会の実現に貢献していきます。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
当社のSDGs経営の重要課題である『ダイバーシティ&インクルージョンの推進』を加速させるため、基本的な考え方を変更しました。
従来から取り組んできた両立支援、女性活躍、障がい者雇用だけでなく、外国籍従業員やLGBTQ等、多様な個性や価値観、働き方を受け入れていくことで、これまで以上に従業員一人ひとりが活躍できる会社を目指します。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進の基本的な考え方

「女性活躍推進法」に基づく一般事業主行動計画(第3期基本方針)
≪実施期間:2021年4月1日~2023年3月31日≫
2016年度~2017年度の第1期では、若手社員や育児休業から復職した女性社員へのキャリア形成の支援、女性リーダー候補者の発掘・育成、ワーク・ライフ・バランスの推進については、多様な勤務形態を拡充し、ライフイベントを迎えた社員が就業継続できる環境を整備しました。
2018年度~2020年度の第2期では、両立支援制度の理解促進、女性のキャリア開発では女性管理職比率10%、女性監督職比率25%を掲げ(2020年度実績:女性管理職比率11%、女性監督職比率25.9%)、今まで以上に成長・活躍できるような支援をしました。
第3期では、自由闊達で創造性の発揮できる企業風土を醸成し、従業員が自分らしく活き活きと働き、能力を最大限発揮できる職場環境の整備を目指します。
<目標と取り組み内容>
①女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供
目標:管理職に占める女性労働者の割合を15%にする
- 若手に対する多様なロールモデル・多様なキャリアパス事例の紹介/ロールモデルとなる
女性管理職と女性労働者との交流機会の設定等によるマッチング
職階に応じた女性同士の交流機会の設定等によるネットワーク形成支援
②職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備
目標:男性育児休業取得率75%、平均取得日数5日にする
- 上司を通じた男性労働者の働き方の見直しなど育児参画の促進
- 利用可能な両立支援制度に関する労働者・管理職への周知徹底
なお、「次世代育成対策推進法」に基づく一般事業主行動計画は、2018年7月にプラチナくるみんに認定されましたので、行動計画の策定及び届出は免除となりました。引き続き次世代育成支援対策の実施状況は、厚生労働省の両立支援のひろばにて公表していきます。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進体制
2012年10月に多様性推進室(現ダイバーシティ推進課)を設立し、女性活躍推進、両立支援、障がい者雇用推進等、ダイバーシティ&インクルージョンに特化した業務を推進しています。
2020年10月には、CSR・コミッティ(現サスティナビリティ・コミッティ)の配下に、ダイバーシティ推進委員会を設立しました。
ダイバーシティ&インクルージョン推進への取組
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仕事と育児の両立支援の更なる推進
両立支援制度の更なる推進のため、経営層の期待メッセージを発信するとともに、上司への啓発活動も実施し、ガイドブックやライフサポートシートを活用し、上司部下の相互理解を深めています。
また、延長保育や病児保育、ベビーシッター等のサポートを利用し勤務する従業員へ、サポート利用料金を補助しています。 -
育児休業取得者の支援
産休に入る前の女性社員に向けて、育児と仕事の両立に対する不安払拭と復職に向けてのアドバイスを行う研修を開催しています。
また、復職者自身が抱えているアンコンシャス・バイアスを外し、仕事と育児を両立しながらも、 理想のキャリアビジョンを描くためのセミナーも開催しています。 -
育児休業者の集い
育児休業中の社員やご家族に参加いただき、育児の悩みや復職に関する相談や情報交換の場を設けています。
現在は、オンラインで開催することにより、全国の育児休業者が気軽に参加できるようになりました。 -
男性社員の育児休業取得推進
2022年10月法改正の出生時育児休業や分割取得を、2022年4月1日より制度改定し運用しています。
対象者向けや管理者向けに説明会の開催や、ダイバーシティ推進委員会の委員からの取得の働きかけ等、男性育児休業取得の理解浸透と推進を図る取り組みを行っています。
また、更なる男性育児休業取得推進のため、今年度より取得対象者だけでなく、管理職に向けても説明会を開催しています。
※ 上期実績:それぞれ8回ずつ開催 -
女性マネージャー育成塾の実施
将来の女性管理職育成を目的とし、約8か月の研修を実施。
マネジメントに必要となる知識のインプットや自部門の課題解決に挑戦することによりリーダーとしての育成を図っています。
この塾は2014年からスタートし、これまで103名の塾生が卒塾し、15名の女性管理職が誕生しています。 -
障がい者の活躍推進
個々の障がい特性に合わせて働きやすい環境整備を図るだけではなく、特例子会社であるコネクシオウィズとともに、コネクシオグループ全体で社員の更なる活躍を推進しています。
現在、全国で約100名の社員がそれぞれの個性を活かし活躍しています。
特例子会社:コネクシオウィズ株式会社
2007年6月、コネクシオウィズ株式会社は、コネクシオの特例子会社として、障がい者雇用の積極的な機会創出を目的に設立されました。コネクシオの事業のうち携帯電話物流の一部分を手伝う作業でスタートしてから、今では販促物の作成や非営業部門を支援する業務へ業容拡大し、更には、外部のお客様からの業務も受託するなど、年々活躍の裾野を広げています。
2009年2月にISO9001(品質マネジメントシステム)認証、 2013年10月には関西分室を開設、2016年8月にはISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証も新たに取得し、心のこもった質の高いサービスを追い求めることで、ステークホルダーである皆様にとって必要不可欠な存在となることを目指し、社員一同取り組んでいます。
2017年8月には東京都の福祉事業者の指定を受け、就労移行支援事業所「ウィズヴィレッジ」を開設することができました。障がいをお持ちの利用者様に様々な教育・訓練のサービスを提供し、一般企業への就職と就職後の頑張りを精一杯支援してまいります。
